運転の苦手意識を克服するコツ

学生になるとサークル活動や友達と遠出することも少なくありません。バスや電車などの交通機関が整っている地域なら、公共交通機関を使った移動がベストです。しかし、遠出するとなると話は別です。公共交通機関は遠方に行けば行くほどお金がかかるもの、そこで必需品が車です。遠出するなら荷物も一緒に運べる車にこそ利便性があるのです。

学寮に住んでる息子が久々に実家にきた

私は曲がりなりにもタクシードライバー。運転ならだれにも負けない自信がありました。ある日珍しく息子から電話がかかってきて

「来週そっちに帰るからよろしく!」

と連絡をもらいました。何が「よろしく!」なのかは大体検討が着いていましたが、息子の口から直接要件を聞き出さなければならないと思い、帰ってきたときに直接話をして、私が納得したらいいだろうと次の週息子の到着を待ちました。長旅だったのか疲れた声で、駅から「迎えに来て!」と連絡がありましたが、「昼だし、まだバスもあるからゆっくり帰ってきたらいいのに」というとガチャリと駅の公衆電話を切る音が・・・まぁ頼みごとがあるなら人に頼るなよという親心だったのです。

ちなみに、息子が住んでる学寮は、見ての通り「慶応義塾大学生向けの学生寮!」という体で喧伝されてたりするんですが、当人の通ってる学校は別だったりします。最近の学寮は少子化の影響か、色んな大学の学生が住んでたりしますね。

実家に着た理由は運転免許を取りたいから

話を戻して、駅から実家までは、大体徒歩50分くらいかかるから、家に着くのは日暮れ頃だと息子の帰りを待っていました。

私の予想通り、夕方山に日が沈むころクタクタになって帰ってきた息子は、いの一番に「運転のイロハを教えろ!」と何か理由がありそうな意気込みで、頼みごとをしてきました。まぁがんばって歩いてきたし「白のナンバーとは違うのだよ!」とプロのタクシー運転手の運転技術を教えることにしました。

一緒にドライブに行きまずは心構えについて話した

「車は凶器」と自動車学校で習った人も少なくないでしょう。近年高齢者による高速道路逆走運転や歩道に突っ込む事故が少なくありません。

自動車を運転する腕大事なのは、先を予測するかもしれない運転をすることだと息子に教えました。かもしれない運転をすることで、危険を事前に予測できます。交通事故の要因を100パーセント予測できなくても、かもしれない運転をすれば事故の予防策にもなると息子に一通り話した後、やっとノッキングせずに息子は、発進できました。

発射の時点からノッキングの連続だったら仮免ギリギリだなと思いつつ、久しぶりの親子二人きりのドライブを楽しみました。