タクシードライバー面接前の準備対策

どんな職業でも面接の準備は必須

就職、転職、再就職と、どのような形でどんな職業に就く場合でも、面接は必ずといってよいほど行われます。
どんな人でも面接の前にはある程度の準備をしていると思いますが、しっかり対策をとっておくことで、緊張しやすい人でもしっかり受け答えができるでしょうし、相手にもよい印象を与えられます。

ここで、タクシードライバーの仕事における面接では、どんなことを準備しておけばよいか、私も実践したことをお伝えします。

・転職の場合は前職の悪口は控え、プラスになったことを話す

タクシードライバーは同業の転職や、異業種からの転職など、それまで別の企業で働いていたという人がほとんどです。
このため、前職の退職理由を面接担当者から聞かれることがあるかと思いますが、多くの場合前職に何らかの不安があったから辞めたのだと推測します。
しかし、前職の悪口を話すことは、担当者に悪い印象を与えてしまいますので、できるだけ避けたほうが懸命です。

退職理由を聞かれた場合は、タクシードライバーとして働くことが目標になった、同業からの転職であれば、よりスキルアップを求めて退社した、というように、退職理由を前職場の責任にしないよう説明することが大事なんだそうです。
そして、前職で学んだことはとても勉強になり、自分にとって役立っているなど、前向きな発言をするとよいと思います。

こうした内容は、履歴書や職務経歴書などに記載するのも有効です。
前職で身についたスキルなどをアピールできると、書類選考の際にも担当者によい印象を与えることができると思います。
そして、それらのスキルを新しい職場で活かしたい、というアピールも必ず付け加えることを忘れずに。

面接の前に企業についてしっかりリサーチしておく

再就職に手こずっている人の場合、すでに何10社も応募していて、面接もたくさん受けている人も多いと思います。
そのため、応募企業についてよくわからないまま、条件だけチェックして応募してしまうという人も多く、タクシー会社の面接担当者は、そういった応募者が多いこともよく理解しているのです。

よって、面接のときに営業所の社員数を聞かれたり、社長の名前を聞かれるなど、ちょっとしたひっかけ問題を出されることもあります。
こうした質問にしっかり応えられるよう、面接を受ける企業の会社概要はある程度頭に入れた上で、面接に臨むことをおすすすめします。
また、応募企業が求める人材についても理解しておき、自分は企業のニーズに応えられるというアピールができるとよいですね。

そのほか、面接にのマナーや身だしなみをチェックする、時計や携帯電話の音量など確認しておくなど、基本的なこともしっかり抑えた上で、準備万端で面接に臨みましょう。