タクシードライバーの採用基準とは

異業種からタクシードライバーへの転職について

タクシードライバーは慢性的な人手不足が続いているので、比較的採用の間口は広いイメージがありますよね。
未経験者の採用も積極的に行っているため、前職がタクシー業界とまったく違う仕事だったとしても、人間性がしっかりしていると認めてもらえれば、十分採用してもらえる可能性はあるんです。

タクシードライバーに必須の資格として「普通自動車第二種免許」がありますが、この二種免許についても、面接の段階で取得していないとしても、取得費用を負担してもらえ、その後実務に入れる制度を設けているタクシー会社も多いので、未経験者の採用も積極的に行っています。

前職やドライバー経験よりも、しっかり業務を遂行してくれる人材か、長く働いてくれる人かどうかという点を重視して、採用基準として設けているタクシー会社が多いようです。

多くのタクシー会社が、「長期的に安定して働いてくれる人」を求めている傾向にありますが、これまで仕事があまり長続きせず、転職が多い人は、こうした点が採用に影響するのではないかと心配になると思います。

そのため、つい1つの仕事の就業期間を長めに書いてしまったり、職歴を少なく書くなど、履歴書で嘘をついてしまうという人も少なくないようですね。
しかし、職務経歴書の内容をひとつひとつ確認する面接担当者も多いですし、質問したことに対して回答がずれていると、そのほうが採用の可能性を低くしてしまいますよ。
どんな職歴であれ、嘘をつかないで正直に書いてほしいと思います。

面接で担当者に与える印象と採用への影響

どんな職業でも同様ですが、面接の際はしっかり面接官の目を見てハキハキと話すこと、挨拶や姿勢といったことが求められます。
第一印象が非常に大切になりますので、まずきちんとした姿勢を保ち、しっかりと挨拶する練習をしておくのが大切です。

面接室に入るときは、必ずドアをノックし、相手の応答を待ってから「失礼します」と挨拶した上でドアを開けます。
ドアを閉めるときは必ずドアノブに両手を添えること、ドアを閉めたら挨拶と一礼をするなど、面接における基本的な作法は決まっているので、事前に予習しておき、必ず間違いなく行えるようにしておくと安心ですね。

こうした挨拶は、相手の第一印象に大きく左右し、第一印象はその人に対する印象の7割異常を占めるのだそうです。
最初が肝心とはよくいったものですが、第一印象をよくすることは、採用の確率を大きく上げることにつながりますので、面接マナーについてはしっかり確認されることをおすすめします。

また、面接において前職の退職理由や、今回の応募理由についてはかなり高い確率で質問を受けると思われますので、こうした予想される質問についても、回答をあらかじめ準備しておくとよいでしょう。